2006-01-01から1年間の記事一覧

あ、そうそう。

こんなんも、あったね。ちと昔に。 中途半端な正義が一番の悪ちゃうんか 〜南波次郎 書架のロールズだの、マイケル・ウォルツァーだの、川本隆史だのを見るたび、こっちばかりがアタマをよぎる。やっぱ説教臭いことをあだのこだの考えるのは一番難しいのかも…

イヴァン・イリイチ2006.12『生きる希望』藤原書店

キリスト教の信仰はコンスタンティヌス帝のその教会の公認を境に、制度化した。そのために罪過の取消は別のはたらきをする〝赦し〟の作動を封殺した、というのがイリイチの見立てである。その〝赦し〟のはたらきとは、キリスト教徒の信仰の輪の中で「そこで…

象をナデナデナデナデ…

撫ですぎだろ!!象皮がめくれてきちまったじゃね〜か!!んなこたあない 罪刑法定主義のベッカリーアを過日挙げたことがある。ま。若干poliの過失が混じっているのだが。市野川の言及ま。本人の論旨の力点ではないのだろうがによって示されているこの思潮の…

他の岬を眺めてみた

IronPython自身はC#で実装されている。IronPythonの起源は、「CLIの設計は動的言語との相性が悪い」という.NET Frameworkの問題点を検証するために作成された検証用のプロトタイプであった。IronPythonの作者であるJim Huguninは2003年に、この論文を発表し…

倫理研 第5回 共同討議 第2部 9 国家からコンピュータへ移る「複雑性の縮減」装置

北田: その話を聞くにつけ、近代国家が担ってきた「複雑性の縮減」の方法論が限界にきているのは明らかだという気がしますね。東: そろそろ結論に入りたいと思います。どのようにして世界の複雑性を縮減するのか、いまやその方法論が大きく変わりつつある…

ニクラス・ルーマン, 河上倫逸ほか1991『社会システム論と法の歴史と現在』未来社

フーコーや、デリダ、先日のハーバーマスといった、時系列に置くとめまぐるしく変貌しつづける思考の持ち主と違い、ルーマンという人は、重ね着をしているような変貌を遂げてきたのか、と本書の質疑応答からは伝わってくる。 その一貫した視座として、複雑性…

何の話か?前振りに、ソロソロソロっとつけたし。

家計や臨時の歳出に備えた貯蓄を分散して保有する。ま、どこの家庭もやっていることと思う。何せ、銀行のぼんくらどもは、投資の腕の落ちた金食い虫に成り下がり、アテにならないから、なおさら分散化する傾向にあるのではないか。あるいは箪笥??う〜む。…

長い前振り。開始。

poliは、今の生業に就いたと同時に実家に戻って住宅ローンを負わされた身の上である。そう、そこには「計算死ね死ね団」を壊滅においこみ、poliの捏造祭りを冷笑するフラチな自己を形成したアノ人物も健在である。最近は、DSトレーニングで「34歳っす!…

ハーバーマス1994『[第2版]公共性の構造転換』未来社

例えば、上のような乱痴気はメディア論の文脈から流布していったわけだが、良きに付け悪しきに付け、そういう公共化の過程が一定のフレームワークとして、近代でも早くから顕示していたということが、本書の解析から明らかとなっている。 なお、よくこのテの…

近代の咆吼???〜ハーバーマス〜

動物化という表現が、ニューアカ残党から盛んにエコーされていて耳障りな感覚を覚えて数年経過してきた。彼ら悪食どもの大コーブツであるポストモダン略してポモ(pojoのほうが余程スッキリシッカリである)なんぞ、屋上屋を架す最たるものであることはもは…

過ぎ去りしpoliの青みとやら、、、

ま、いつまで有効か分からないらしい。世代を歪ませる試み。「おまえいくつだよ!!」みたいな。 高校の時、ひとり熱狂してへびぃろおてぇしょん、とかいいますか。してましてね。別に大したことなく平らかな生活をしてきましたけど、 他人に話して理解なん…

そりゃ、まあそうですが。

またかよ、このあまのじゃくが!! でも、山内センセー(33)がそう語るってぇいうのなら、こういうのは、なおさらヤバなのでは。 山内 清男(やまのうち すがお、1902年 - 1970年)は、日本の考古学者。縄文土器研究の大家。日本の考古学歴史で最も有名な考古…

これのその後

なーんか、食わず嫌いは、コテブロの名がすたるし、読みそびれて、ソンするのも馬鹿馬鹿しい。で、入手し読み始めた。↓↓これね。↓↓ 岩田弘2006『世界資本主義Ⅰ』批評社 確かにネグリ+ハートへの言及はあるものの、別にグローバリゼーションをソリューション…

距離をとる態度と、肉薄する態度

が並立している。 まず、距離をとる態度から。 ベッカムだかオッカムだかというオッサンの剃刀、ということもありますので、ここは少なくまとめるために、まず考古学的調査の対象の範囲を決めておきます。古いほうはひとまず置くとして、新しいほうの対象は…

塩沢由典1998『市場の秩序学』ちくま学芸文庫

経済学の研究において、合理性の限界という状況が語られることがある。経済学のパブリック・イメージというのは、数式と統計で物を言わせる、というものである。このイメージを作ったのは、計量経済学の功罪であるとされていて、古くイギリスではアルフレッ…

吉野源三郎『君たちはどう生きるか』岩波文庫

構築物がその要素から構築されて現代を生きる我々の前に立ち現れている、別にpoliはラッダイトではないけども、この状況には見えている/見えていない諸層が存在していて、それをおいそれとみぬけない自分の平板さを考えさせられた。 ちなみにpoliは、「豊か…

千両役者、面目躍如す!

や〜っぱ、アレ、一ボケカマしてたワケね。としか思えない。上のガッチガチな批評。こういう地味な仕事は、ここだけなんだろね。当事者としてこの著者でもある福田さんもコメントに現れている。高度なハナシだ。でも地味だ。しつこいす しかし、先日のもやも…

ローレンス=レッシグ『コモンズ』翔泳社

生業として、プログラミングを行う。エラー抑止のルーチンを追加するという作業がその徒労感を含めて、法の冗長さと紙一重であるという錯覚に陥る。 どんだけ固めれば気が済むんだよ!! 「なにを言っている!!これがプログラミングの功徳というのものだ」…

ローレンス=レッシグ『CODE』翔泳社

fischeさんの博物館情報論とやらを読んでいて、生業とともに以下の2著が転がり出た。

体裁がどうであれ

問題はそこにあるのではないと思います。「○○がでたらそれで一区切り」とカッテに脱力しがちな姿勢。月並みですがこっちのほうが問題です。報告書が出た。ハイこれで一区切り。 嘘をつけ!! 少なくともそもそも書き手本人が、納得なんかいってるわけがない…

千両役者の空とぼけ

なかなかにキッツイ一ボケである。 関連して述べれば、日本の旧石器研究の学史で、お決まりのように出てくる「月見野・野川以前・以後」という言葉。 月見野も野川も、概報しか出ていない(本報告が出ていない)。そうした考古誌(発掘調査報告)が研究史を…

くどいようですが、

ま、コテブロですから。だれもかれも仲間ウチの隠語でヘラヘラ話している、とは申しません。しかし代弁する位置を担う立場にそういう輩があまりに多い。嘆かわしい。そう申しているまで。 現に呉智英も橋本治も、そういった糖衣に引き籠もる輩とは別格である…

廣瀬鎮1972『博物館は生きている』NHKブックスジュニア

fischeさんが北名古屋市歴史民俗資料館の展示から「回想法」プログラム、というべきものを注視している。 そして、ここの活動を特徴づける「回想法」プログラム。博物館が求め、求められ、さらに求めていく、求められていくであろう、さまざまな関係の項を整…

竹内郁雄・大澤真幸1997「第十二対話 地球村のパラドックス」『新科学対話』アスキー出版局

先日、『1968年』のばかばかしい記述に辟易したわけだが、何が馬鹿馬鹿しいかといえば、グローバリゼーションの尖兵を気取る一方、自分たちの同類が、2007年問題とか何とかいってこの数ヶ月TVの前にあらわれ、「自分たちの世代は、他の世代に分かってもらえ…

戸沢充則1995「縄文時代論のもう一つの視角」『縄文人の時代』新泉社

考古学において、学ぶべき対象:遺跡,遺構,遺物にランク付けする、というのは躊躇を覚える。たてまえはね。以下にひとつの〝身振り〟の二つの在り方をとりあげる。 明治二九(一八五六)年五月、内務省に古社寺保存法が設立され、明治初期の廃物毀釈などで荒廃…

上原真人1997「第一章 年代を読む」『瓦を読む』歴史発掘11 講談社

橋本正ほか1976「大沢野町直坂Ⅱ遺跡 発掘調査概要」富山県教育委員会

ブロック、ユニットにテンテコマイで済んでいたのがまだマシだったというかなんつ〜か。最近はスポットなる語句もある。とか。上の概要報告は、二者をそれぞれ報文というシチュエーションにてどのように語句を使用しているのかを表す例というべきかと。いや…

月見野遺跡群調査団・明治大学考古学調査団1969「概報 月見野遺跡群」(1985『大和市史』7資料編考古に所収)

トートロジーとは違うとは思いますけんどもね。

トートロジーはイカン!!とひとにセッキョ〜しておきながら、ほざいた数年後に、粗製土器から粗文帯土器へという、もろトートロジーな〝模範演舞〟を見せた研究者をpoliは知っている。あまりのボケッぷりに、 てめえはパンクロッカーか!!自己破壊上等なの…