2007-01-01から1年間の記事一覧

こうしたことを考えるのは、目下、

地代から出発してまた持続的発展とかいって、地代の魔性に見入られようとしている文化経済学のアポリア 異時系列のコンフリクト、ま、世代間倫理とはヒトはいうのだろうけど、どうもそういう現れ方だけでない衝突 とかを想起するからかもしれない。

ま。もっとも。

両者が独立していようが、poliがカッテにもどかしくなっていようが、全く関わりなく同じ"地"に在った、または在るのである。しかも、かような選択を取らざるをえないというのは、地"縁"としてみるという、ひとつの擬制に刷り込まれている、との誹りを受けか…

荻野昌弘ほか2002『文化遺産の社会学―ルーヴル美術館から原爆ドームまで』新曜社

これ読んでいると、ますますそう思う。なんかどんどん滑落するような読書だな、poli。おう、まったくだ!!

ジョセフ・L.サックス2001『「レンブラント」でダーツ遊びとは―文化的遺産と公の権利』岩波書店

2.にあたるのは、これのユダヤ関連施設に撤去された、自由の女神をあおいだ両腕のオブジェの話。 1.にしても2.にしても、答えなどどこにも転がっていないからなのか、意識的なのかは知らないが、等閑視されているようなきがする。

デイビット・スロスビー2002『文化経済学入門―創造性の探究から都市再生まで』日本経済新聞社

1.にあたるのはこれの序盤の価値の模索。

かようなpoliの不埒な筆先であるので、

あまりここにコメントするのは、まったくもってKuuki ga Yomenaiであるとは思ったのだが。 12/19のにっきにて、悼む態度の差異が語られていた。そのなかで、 18日の告別式の弔辞は、「アイ子さんのいない網走はさみしい」でした。もはや、そのようにしか言え…

ともあれ。

羽入の前著からしても、あの大権威が肥大させたような"一点なにがし"のような代物に終始したものとは、その語り口から、どうしても思えなかった。でも読者のなかではそう捉えてぎゃ〜ぎゃ〜ホザくのが、またでてくるのだろね、と思ったら、あんな上のような…

羽入辰郎2007『マックス・ヴェーバーの哀しみ』PHP新書

しかし、それにしても。 同じことに触れながら、これほど捉え方がネガ/ポジ分かれた二者もない。そんなにかみさんがこわいのか、羽入辰郎。こらこら ただ。 山之内のそれにしても、今回の羽入のそれにしても、社会を語る者において説得力をもつものは、その…

山之内靖1997『マックス・ヴェーバー入門』岩波新書

青梅市郷土博物館特別展「誰もができた石器作り」石器製作技術展

過日触れた"青梅の展示"とは、実はこのことである。 実験考古学に対する反論は、いつも通り一遍である。「実際の遺物と、実験の結果出来したモノとを並記せよ」 で。展示で実験のプロセスを説明をシナリオとしつつ、それを示したのがこの展示。というわけで…

五島綾子2007『ブレークスルーの科学』日経BP社

白川英樹の発見パターンのプロセスを検証した本である。 白川は、即戦力直結な応用研究ではなく、基礎研究たる課題に直面している以上これを続行すべく、そしてブレークスルーを招来すべく、日本の研究者がのっかっている論文量産フレームワークから離脱する…

P.ファイアアーベント2007『知についての三つの対話』ちくま学芸文庫

既にこの話題に触れているが、忘れないうちにファイアアーベントによるストーンヘンジの研究者の話についてここに書き留めておく。 対象は、前回のAとB(=ファイアアーベント)の対話、Aが"あの低能ども"と連呼するBに辟易し、一旦降参した直後にはじまる。 A…

品川歴史館特別展「日本考古学は品川から始まった」(〜11/25)

この講演会にて、斎藤忠さんに代わって館長である坂詰秀一さんが喋った。考古学の文献渉猟でも著名で、件の一つ目のラインの"領袖"そのひとである。その彼が、『日本考古提要』という著作を巡る学会の個人攻撃とその著者の没落があったことに触れていた。 こ…

残存する史観が

この二分木。そこで、第2考古学と言いたいわけですかいね〜 ところで。「開発側につけ込まれる隙をあたえている」とかいう、その主体が「姿勢」という無生物である、というのは、この主張のミソ、ではないだろうか。 この著者つまり2つ目のラインの幕下の一…

そうそう

このままでは本当にチャカシ・ワードとなってしまうので。 ヴァレ神父の籤言とやらの絵解きをま。知ってるのでしょうけどね。 その人は、ある難問を解く鍵を、ヴァレ神父という人物が書いた小冊子から得、その鍵に導かれて論文を書いた。この論文を批評した…

と、現物読まずに何をいってもしょうもないものの。

この部分からレンフルーたち社会の研究への射程への拡張をどう語っているのか、それがこの記述の焦点ということでしょうか、改訂されるにしろ、空手形に終わるにしろ。羨望をもって読むにしろ、小沢一郎の会見で取り囲む政治部記者のように懐疑的に半笑いを…

ヴァレ神父の籤言から、あわや炎上か

なんて、言ってますけど、チャカシでこんなタイトルではありません。こういう"延焼"は、この後ろ暗いセカイでは茶飯事でしょう。だから大袈裟な!んなこたあない。 、 、 、 なんでレンフルーたちは、Hawksという研究者の言説から、社会の研究への射程を待望…

と?なると。

学芸員は制度に絡めとられ、というより自縄自縛してヘンタイかよっ!!、自らモノから引き離しているのか。その代わりに享受する側を制御の対象においているのか、この状況下での展示という行為は、どんなもんなのだろう。展示という行為は、モノを制御する…

さて、Cは。

商品と見なされたとたん、そこから逃げたのではなく、契約している当事者でないがため、そこからはけた。今回は。しかし上のAに類する権威が作動させる場合がある。公共、というか"みんな"とかいう不特定多数の信念。「無駄遣いはダメーーー!!」 「、、○○…

権威付け、あるいは重み付けが介在?

A … 善の根拠=学校という権威 B … 「ちがわない」根拠=教授の関心 C … 「商品」である根拠=商取引という契約 以上のような権威付けあるいは重み付けが働いているようにpoliには映るということである。 ジョバンニに擦り込まれている善と悪は、こどもだか…

犬塚康博2007「宮沢賢治「銀河鉄道の夜」の「標本」考 」『愛知文教大学比較文化研究』第8号

犬塚氏は、「標本」を比定することを通して、以下、3つの社会に区分する。(poliには、ここでブルデューの主著『ディスタンクシオン』の階層モデルを想起した。たとえば、これのpp.66-67の図参照) 仮にA〜Cの記号をふってみると、 A … 善 = 「標本」 = “父…

考古学者でこの論点が、

出てくるのは、やっぱりこのヒトからなのだろうな、と、fischeさんとの語らいのなかで感じていた。 要は、近年の教科書バカどものお祭りとは反対に、今後の展望にそれこそ彼らが取り沙汰している指向が混入してやしないかということである。fischeさんは、か…

ということで。どうゆうこと??

画太郎先生誰だって??が、ここまで露悪的に注意を惹いたのは、ヒトが占星術やこれを嘲笑する近代科学に仮託してまで、何を知ろうとしたのか。これを語りたかったからにほかならない。とここから先は、完全に営業妨害だろ、poli。

ちなみに

上の権威の汚染が、医師にもはびこっていることを語っているくだりもあり(本書 pp.151-154 ll.6-17, ll.1-13)。 同様な視点が他にあるとすれば、汚染と捉えていたかはともかく、権力の介入を痛切にそして冷静に捉えテクスト化したのが、精神科医としての現…

それにしても、

この署名を集めるという行為、どっかの学問がやってたね。しかも回勅を発したそこの法王は、弁護士と精神科医という両腕を擁して、騒動の当事者をつるし上げ、これが科学だとうそぶいた。というか提灯持ちの某新聞記者にそう書かせた。そしてそれからまもな…

というわけで。科学哲学界の漫エフ画太郎(おい)

ことポール=ファイヤアーベント大先生の御成りである。三つの対話のうち、彼の咆吼を最も反映するのが、「第二の対話 科学とは何か」である。年代からいえば、この対話が一滴落とされ、ややクールダウンし第二を相対化して示された第三の対話、そして三つに…

ファイヤアーベント2007『知についての三つの対話』ちくま学芸文庫

KOneさんへ。 この間も、本書の話をしたわけですが、どうしても読後感書けずにいました。 だって、やばいです!これ!! あ。でも世に言うヤバイではなくて、ほんとにだから、絵的に使えね〜だろ!!的なやばさなわけです。 、 、

あ。ちなみに。。

「その昔、たまたま店頭で見かけたM.フーコー(Michel Foucault)の名著『知の考古学』を買って、損をしたと憤慨していた考古学専攻生を思い出す。」(421.)私も昔、そんなことを記していた考古学の大先生がいたことを思い出した。「【引用者略】私は今で…

M.フーコー2006『知の考古学』河出書房新社

ドゥルーズがその著書『フーコー』(河出文庫 2007)にて、『性の歴史』(これとあれとそれね)理解への導きの糸としているのが、本書である。 本書は、この前作『言葉と物』への読者の熱烈なPardon??に応えてというか、連中があんまりコーゾ〜こ〜ぞーいうもん…

あ〜ああ〜、日和ってるね〜poli。

ち、ちっげぇ〜よ!!なんでだよぉぉぉぉぉ!! 以上、軽い動揺 これね。 とはいえ、今回のpoliの差し出口は、「文化層」概念の検討を提示した伊皿木さんご本人に向けたものではありません。いつもの反動的な読みに対する杞憂です。poli自身を含めた読者への…