2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

荻野昌弘2002『文化遺産の社会学』新曜社

ここでも、件の齟齬を図らずも感じとっている模様である。 荻野昌弘は、いみじくも佐渡宿根木の「三角屋」とガイドブックに紹介されていることのある家屋のあるじの言を引いて、保存地区とされたこの地域にあって、住民は、、、 あたかも「伝統」を保持して…

J.スティグリッツほか2003『開発経済学の潮流』シュプリンガーフェアラーク東京

グローバリズムの名のもとに自らの倫理観で他国にコミットしたとき、出来した上のような齟齬のさまざまを拾い、議論してきた学的立場の一つとして、開発経済学がある。このシンポジウムの立役者、ジョセフ・スティグリッツの斬り込み隊長ぶりをみたのは、こ…

D.ゲンダーヌ, 田中了1978『ゲンダーヌ』徳間書店

コメントに示したとおり、開発経済学によって、否応なしに意識されてきたグローバリズムは、万能とまではいかないことが明らかである。poliにとっての似非坊主の勘ぐりといったところか。そして目下の程度の勘ぐりでは、こういう事態のおかしさも感知しがた…

そもそも。

そういう誰もが了解しうるような要素がどっかにあるのだという期待がなければ、お互い「どこの馬の骨だか分からない」同士が集まって、社会だの国家だの市民だのマルチチュードだのと僭称してはばかることのないこの状況が生じるわけがない。訳知り顔だけで…

それは、使用する側が、でしょう。

認識論も所詮は、似非坊主の悟り似たり、単なるペタンチックで、現実は、もっと俗世間にまみれたものだと思います。「ペタンチックで」「俗世間にまみれ」ているのは、認識論または現実に接している者自身に帰するものであって、この言説は、認識論または現…

実は、知多行の前に、、、、

年頭のコメントに、思うことがあって。書いていたのが、以下の通り。

あ、そういうことで、、、

それにしても。 寒い、なんだこの強風は 、 、 、 名古屋市街に戻り、クソ寒い01/13の夕方、ハナを啜りながら、鳥をつついて、宿に帰り、KOneさんに名古屋居りまっせ〜とメールしたところ、こんなメールが。 入海のシンポジウムね。 【中略】 poli君、行くん…

アドルノ2007『否定弁証法講義』作品社

社会学、道徳科学と続いて、主著上梓直前の講義へ。本当にジェイが評したような、難解を押し付けるような人だったのだろうか。この3冊はそう首を傾げさせてしまうこと請け合いである。おお。予定調和にも、、だっっっせん!!だ。いいのか?ホントにいつも…

ローレンツ・イェーガー2007『アドルノ―政治的伝記』岩波書店

東浦町周辺の地図を購入しようと、名古屋の三省堂に入ったところ、ついでに購入こっちがついでとはどういうことだ!!福田敏一ほか『考古学という現代史―戦後考古学のエポック』(雄山閣 2007)が、あったものの、アドルノに惹かれた。なぜなら、自宅に置き去…

遠山啓1952『無限と連続』岩波新書

単位元と、メルクマールを求める発想。なんてメモして。

、、、イカンイカン、、、

うわあ〜、poliがまともに考古学のハナシをしているよ。 だめだな〜 ヘンなもん食ったとしか思えない。上のようなそんなつまらんことを抹香臭くも考えつつ、その前後にザックに突っ込んで持ち込んでいたのは、

関東と東海と

挑発しようとして、やっぱヤメ。とされていたものの、確かに他地域の要素を受容する場合の想定が、二者の深浅に差異があることは当然指摘したかったことだろう。在地系と非在地系といった事分けである。もっとも、資料の在り方と相関関係にあるというのは、…

そもそもの報告。というのが

実は、前日、資料館にて入海貝塚の報告書の、前年復刻された版を入手していた。市街への帰路は、2人してこれを読んでいた。いや、poliは暖房にやられて白河夜舟、、、ここでいうD類というのが、くだんの後者に関わるものである。この類そのものは、資料の分…

poliは、土器のシンポは初めて聴講

でやんして。ただ、想像通りで、そんな一回でまとまるものではないテーマではあって、いつぞやのウォルツァーではないですが、一人一人押すツボが違っていて、なんかこう、噛み合わない。おまけに平素、土器屋の旗本奴を生業とする司会者の方も、ややその気…

シンポジウム当日。

翌01/14。もやっぱ寒い。 もっとも屋内でしたので、その心配はなかったわけですが、タイトルに示しました通り、一本調子に高いわけでもなく、複雑なトーンのなかで展開されておりました。関東勢から一人壇上に上がった方も、イケイケな御仁であるので、挑発…

標式遺跡があるのだから、と。

開催前日に、名古屋に入り、更に標式遺跡を見ておこうと、東浦町の入海貝塚へ。 小高い丘の縁辺の神社に貝塚が分布するという。まさに早期的立地の在り方、、ふんふん。などと多寡を括っていたpoliは、このとき同じ半島に位置する先刈貝塚という存在を忘れて…

行ってきました。○△ンコ・ファイトクラブ in 知多

もとい、東海縄文研究会「入海式をめぐる諸問題」。もう一週間経ってしまいましたが。何せ前後仕事で。受入テスト真っ只中。切り替えがて〜へんでしたよ、ホント。 12月のアタマ辺り、もうその頃から先の受入はじまっておりまして、そんな中、御師さんから携…

poliは、相変わらず

レンフルー&バーンを読む気が起きない。poliがケチクサくて、腱鞘炎が怖いというのは、確かに理由のひとつではあるがおうおう!!『ゲーデル・エッシャー・バッハ』で懲りてんだってんだよ!!、レンフルー『文明の誕生』(岩波書店, 1979)が、思いのほか現…

ということで。

欧米だの日本だのどっちの考古学が優れているかなんぞ、でかいのちいさいのといった中二病罹患者(初期)の問答にしかみえません。グローバリゼーションなんぞ、帝国主義、マルチチュードとともに、単なる出版の営業やマスコミ内のマイブームなんで、どうこ…

見えますかね????

複数のなかに分け入って、その席に座って。。。と。。。。。 で!! 単数の視座でいままで見てきたことは、御破算!!!ですかね??ま、それは極端なのでしょうが。。。 それから。それから。 グローバリゼーションなど、単なる擬制、それもできそこないです! ひ…