2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

J.R.ヒックス1985『経済学の思考法―貨幣と成長についての再論』岩波書店

重要な箇所を引用していったら、きりがない。少し読んだだけで、私たちが考古学という窓から覗き見ていた相手(遺物とか遺構とかいっている考古世界)がいかに矮小で部分的なものであったかが、痛感される。 考古資料の解釈に民族事例を参考資料とするといっ…

はたまた某エコノミストの競争原理の振り子

にしたって、やはりいただけないのは、ミイラ取りがなんとやらだけの話に留まらない。 よ〜するに。 み〜んな一等賞!!わ〜い! みたいのが、ヤなんですオデ、 ってストレートにいえばいいだけの話でないかいや??? poliも遠いむかしの運動会にて、 一等…

過日の続き

と、いうか、終わってんだぁ!!と独り気ぃ吐いたものの。享受する側からの一面的であったやも、と省みた。が。やはりそうでなくとも、教わる側は、そうそう彼らを待っている時間なんてない。小学校は6年間、中学校や高等学校は3年間。3年、6年で変容す…

え?poliはどうだって?

何言ってんだか。学校教育なんて端から期待なんかしてね〜ってんだよ。あんなものは終わってんの、はじめから。終わっていたから、ガキの時分のpoliはどうにも行き場が無くて、社会教育の庇の下に雨露をしのぐことがようやく出来た。そんな感じだった。だか…

武藤山治「実業読本」現代日本思想大系11 実業の思想 (1968 筑摩書房)

何かみついてんだか。厨先生だの笹子才蔵だのに首をかかれそうになってもこの人は懲りないね。またズレているし。マルクスを読んだというなら、じゃああなたは、オウエンでも読みなさいよ、みたいな。 池田信夫Blogの20070120付記事「マルクスにさよならをい…

ロバート・オウエン1961『オウエン自叙伝』岩波文庫

L.ヴィトゲンシュタイン2002『『哲学的探求』読解』産業図書

いずれにしても、原石を打裂によって加工し、器具をつくりあげる技術には限度がある。粘土を原料とする土器に対し、自由に文様をほどこし、独特の製品をつくるのとは、はなはだ異なる。【引用者略】わたくしは若いかたがたにつぎの言葉を提しよう。考古学に…

ジョセフ・L・サックス2001『レンブラントでダーツ遊びとは』岩波書店

われわれのように、考古学をかじったというなら、遺物であろうが遺構であろうが部材であろうが、もはやそれが当初の用途から放たれた存在となってしまった埋蔵文化財に関わった以上、文化財がいかに価値の好況・不況に翻弄される存在であるか、ということを…

さらにちなみに。

この類似は、ここ最近の「まさに外道」を活用・流布されていった経緯と若干重なり、不謹慎にも思わずプッと吹いてしまう。例によって、カッテにちなみにコッチの元ネタは、プレゼントキャンペーンを張って読者倍増を狙ったものの、読者に総スカンを食らった…

ちなみに。

故織笠昭が〝捏造祭り〟にて、石器で人を愛せるか、とか言っていたが、当時眼にしたとき、その元ネタはこれか?と思ったことがある。もっとも、コッチの〝黙示録〟は、7つの使徒の代わりに、36人もの使徒が出張ってきてラッパをプープーと、まぁエラク騒…

D.H.ロレンス2004『黙示録論』ちくま学芸文庫

最後のフッサール最初のデリダ、という帯を巻かれたのが『幾何学の起源』([新装版]2003 青土社)であり、最後のロレンス最初の福田恆存、という解説が付されたのが、本書である。多々の出版社にて出されているものの、美文家で知られる福田の訳出に挑む〝ち…