2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

村岡晋一2008『対話の哲学』(講談社メチエ)講談社

ま、もっともこんなpoliのたわ言なんぞ置いといて、村岡晋一によるこんなシンプルにしてビリビリくるタイトルの付いたも〜ホントまっとうな参考書がちゃんとある。

ちなみに

カントが『純粋理性批判』に『プロレゴメナ』を添えたように、本書はあのトンデモナくも浩瀚なおなじみ凶器本自著『救済の星』に添えられたものである。この『救済の星』を先達としたベンヤミンのあの閃光弾たちもまた、周囲が持て余し放逐した『ドイツ悲劇…

ローゼンツヴァイク, フランク2011『健康な悟性と病的な悟性』作品社

ジンメルとか、ベンヤミンとか、アドルノとか、閃光弾を放つようなエッセイストな思想家というのが、あのジクジクと水虫かよ、、、クドクドしたカントと同じ風土から生まれるとは。(あ。いやカントはロシアかむしろ。しかもジンメルはストラスブール。なわ…

永井均2012『ウィトゲンシュタインの誤診 -『青色本』を掘り崩す』ナカニシヤ出版

あの太田光を塗炭の苦痛に叩きこんだであろう(しかも不可抗力に)に、そのうえで労をねぎらう弁を打つ、あの柔和な顔した悪魔、永井均先生の近著。過日に触れた黒崎宏の素読のそれとはやはり違うアプローチを取っている。いや、本人としてはその種のモノに…