2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ともあれ。

ここで大先達、基層文化てなここ何年もの先入観が大きく揺らいだというのだ。今の日本の文化のご先祖という割りにはどうにも多様に富んでいて、そんな一括りできるしろものではないのだな、やはり、、と、そんなことを語っていた。

岡村道雄1994「縄文物語海辺のムラから」『朝日百科 日本の歴史』別冊1 朝日新聞社

MOOK本なので、入手困難ではあるが、大先達その人の思いが詰まった一冊。同趣旨の『縄文の生活誌』この本は別所で示した通りで、よりもアツさを感じる。 いつだったか、ご本人はお忘れであろうが、、専門の名のもとに対象として考える分野を固めてしまう頑迷…

たびたびこのにっきで登場する

「縄文時代の環境問題」という展示にpoliは図らずもお手伝いに参加することができた。その反対側にて縄文ユートピアを歌いあげる、そんな展示も相変わらず多いし、件の展示に直にキックバックな展示が顕れたのは、まさにこの里浜の地であったことを生前「環…

なんで、こんな話を、、、

というのは、先の大先達が途々話してくれた話が、この話題を想起させたのである。 先に示したカヤの実や、資料館裏にうわっているヤマボウシの木の果実を示しつつ語ったことには、地元の人たちにこれらを示してもホ〜とかヘ〜とかホヘ〜といった調子で全く関…

白土三平1997『カムイ外伝』弐 小学館文庫

民俗学の研究にあっても、そういった多様な状況を看取していたであろうことは、取材が細かいことで知られるこの劇画に登場する組合せ式釣針の描写にもよく現れている。

昔から

梅原猛が縄文文化を基層文化といって、これに追随する考古学者たちがいて、それになんとも乖離を見ずにはおれなかった。 poliは、だいぶむかしに早期の石器(のなかのとある器種)について卒業論文モドキとして提出してずらかったわけであるが、そのときに同…

19日、20日、と。

行ってきた。どこへ。松島辺りへ。里浜貝塚のある宮戸島が主目的であったわけだけど。ここの資料館といい、他所の仙台市縄文体験の森といい、体験を主体とする博物館施設である。前者の来館者も圧倒的に体験学習の受講者であるという説明があった。 え〜と、…