2011-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ちなみに

前項のfischeさんによって引かれた「風土記の丘に豚を放て!!」とは、 これのことである。 岡本俊朗1971「"風土記の丘"に豚を放て!!」(『見晴台のおっちゃん奮闘記』(同刊行会, 1985)所収)

と、付け足し。。

少なくとも、、脱構築は、大学=善、自治体=悪という腐臭に満ちたベタを消臭するがために施す鼻薬では断じてない。こんな用法をなすから蒙昧主義とかいう誤解に押し切られるのだ。Bad Tasteである。

その話は、

地権者が残す気がない!ということではなかったでしたっけ。自治体がどうとかこうとかというのが娑婆の事情の全てとするとは、随分と予定調和なことで。。

読んでいて、

条件なき大学を読んでいて、改めて思うのは、彼が世間を介して思考している事柄は、自己固有化やら再固有化、あるいは公共空間への準拠だの、と、まるでFreeだのShareだのMeshだのといった近年の"あらたな所有論"へと開かれているように思う。

デリダ2009『ならず者たち』みすず書房

デリダ、社会に出る。の2著。『法の力』(法政大学出版局 1999)から一歩外へ出る。行為遂行の言語哲学と、三つの試論などみずからの言説を携えて。それにしても。これだけ行為遂行をナメナメと。そりゃサールも音を上げるわな。

デリダ2008『条件なき大学』月曜社