2006-01-01から1年間の記事一覧

Lyman, R.Lee and O'Brien, MichaelJ."Measuring Time with Artifacts"

三中信宏2006『系統樹思考の世界』講談社現代新書

暴走しない程度だが大月隆寛、みたいな風貌のひと。ってそんなものはど〜でもいい情報だろがぁぁぁ。本人呆れちゃったよ。がっかりだよ!!poliてめこのやろ!!じつははてなで、三中先生の俎上書ページが。 私は、統計学やRのドキュメントでこの先生のペー…

オラクルのトリコ仕掛けの明け暮れ中。

ので。是非。てなわけで前回に続けて書名ではないタイトル。Oracle10g EnterpriseEditionがひょーんなことで手元にあったので、インスコ。ノートに。で。熱でプスーン。おお、初めて熱トラブルに見舞われた。大連のテレビ会議で、相方が持参したノートが会議…

考古学で夢を語ることは、別にかまいませんけども

赤松啓介が、考古学に夢がないこと=大胆な仮説を提示することを軽視する傾向を批判していたというのは、確かに心の動く心地はする。 しかしである。 実証主義=夢がないというのは、彼の世代のみは言えても、その後の世代が尻馬に乗ることほど、勘違いな話…

佐藤正美『論理データベース論考』

前期を代表する『論考』と、後期を代表する『探究』を逐次的に読む、あるいは「オレは後期」「いやいや、オレは前期を攻める」「いやいやいや数学のトリコな中期ってえのもある」(これは奥雅博のこれ)と一方に肩を持って読む。人によって、なんかいろいろ…

野矢茂樹『ヴィトゲンシュタイン「論理哲学論考」を読む』ちくま学芸文庫

福田敏一『方法としての考古学』雄山閣

一年前読み掛け時のノートがでてきたので、それを鑑みまた書いてみる。 そもそも平安博物館突入(いわゆる考古闘争)時、時流に背を向ける旨の声明を堂々と公表した日本考古学の措置を省みず、下記の論文が発表されたのを目にし、そのうえ日本考古学御本尊が…

市野川容孝「法/権利の救出 ベンヤミン再読」『現代思想』2006年6月号特集アガンペンpp.120-135

「殺害可能」ということでアガンペンが含意しているのは、確かに一つには「殺害が処罰されない」ということだ(『ホモ・サケル』邦訳一〇六頁)。つまり、殺してもよいという是認が殺害可能ということの一つの意味である。しかし、「殺害が処罰されない」と…

湯澤一比古『オープンソースじゃなきゃ駄目』IDEA出版局

現在のオープンソースの開発はコミュニティーと言うグループに参加しているボランティアによって行われていますが、その内に、オープンソースの開発の多くは、ビジネスライクに行われるようになるでしょう。【引用者略】 ただ、ボランティアのコミュニティー…

木村衡「地方史資料の保存活用と文化財保護〜遺跡の問題を例に〜」『古代民衆寺院史への視点』岩田書院

このテキストの底本はこれ。 もともと、文化財保護ということに関して真剣に考えようにも、poliには危機意識がなかった。確かになぜ遺跡を守るのかといえば、こちらの興味本位に帰着せざるをえない。原因者の私有財産を制限してまで行政が調査を指導すること…

鈴木公雄1989.1『貝塚の考古学』東京大学出版会

この本に示されたコトバをちょくちょく思い出すのだ。 鈴木公雄は、チャシの研究者を志したものの、清水潤三の千葉北部などの総合調査への尽力から縄文時代晩期研究に貢献、縄文時代の研究者と目されるようになる。さらに伊皿子貝塚の調査にて、彼の調査団が…

福田敏一『方法としての考古学』雄山閣

先日ここで紹介されていたので、コメントしたものの、また別種の見え方が考えられたので、ここに。 結局のところ、赤松啓介の引用が偏っているというのは、一概にクサだけではない。あのような体裁である以上、あのような引用に留まるのだと思う。 体裁とい…

吉田憲司2003「「フォーラム」を睥睨するのは誰か」『あいだ』97号『あいだ』の会

ここで炎上ひとりなダメpoli(なんか掟ポルシェみたいな響きだあね、まいいか)全開であったが、取り乱した理由は、上2者のうち、応答である後者の在り方にみる近頃散見する共通した姿勢にある。もちろんあの場はこれとは違う対象だけどね。 制度が他の制度…

犬塚康博2003「国立民族学博物館:「フォーラム」を睥睨する「神殿」」『あいだ』94号『あいだ』の会

コルナイ『コルナイ・ヤーノシュ自伝』日本評論社

上は、ハーシュマンの自伝である。コルナイとはプリンストン大学の同僚で、過去に政府への参画した経験をもつことも共通している。そして何よりもその過去を厭うことなく書き記したことも共通項といえる。 政府への参画というならば、シュンペーターもケイン…

ハーシュマン『方法としての自己破壊』法政大学出版局

アノ言論界の笹子才蔵、厨先生を斬り付ける

まあなんだね、稲葉大人、自分が読みたいとかそんな卑しい魂胆でばかりものを考えてちゃいけないね。ここは一つ、お国のためを考えるのが学士さまの心意気ってもんじゃないかね。 やっぱ、面白すぎるよねー。このお二方は。こんな八百長試合を通して、過去の…

折原浩『ウェーバー学のすすめ』未来社

羽生のウェーバーの資料操作の批判のようなことを行うのは、後世のためには有益なことである。しかしこれをしたことで知的誠実性が蹂躙されただのというのは、単なる編集者のアジとちゃうか??わたしには、そこまで羽生が能天気とは思えない。例えば第4章の…

羽生辰郎『マックスウェーバーの犯罪』ミネルヴァ書房

『VOL』01後日談

う〜む。あれは、批判なんて大上段のしろものではないのね。結局、大して触れなくてもよい経済学の話題に触れる彼らなりのレトリックが余計だ、とクサしただけだったのだけど。 逆にいえば、あんなレトリックなしでも意図は伝わったのではないか、ということ…

坂本賢三2006.6『「分ける」こと「わかる」こと』講談社学術文庫

ようやく、復刊された。随分骨を折らせてくれたものである。この本に浪人中に気づき大学のまる4年間神田に当たりながらみることもなく、大学図書館にも、比較的古くからの蔵書もある地元の図書館にもなく、就職して数年してふらっと某市にある古本屋でみつ…

大澤真幸・金子勝2002.4『見たくない思想的現実を見る』岩波書店

まず、『虚構の時代の果て』から。 オウムは少なくとも八〇年代末期以降の社会を席巻した思想やサブカルチャーのパロディである。たとえば、彼らのハルマゲドン思想は、八九年以降しばしば語られてきた、「歴史の終焉」をめぐる思想の戯画のようなものである…

大澤真幸1996.6『虚構の時代の果て』ちくま新書

武蔵小金井コミケ、その後

ここの午前中の部が終わったので、帰ろうとしていたら、久しぶりにpoliの畏敬する知人と会った。が、あいさつもそこそこで帰られてしまった。 ようやく土曜日にその人と差しで飲む機会を得た。 学生時代は、違う大学であったものの、私淑する方が同じで、専…

VOL 01 以文社

01という連番を振っている以上、雑誌化させていくつもりなのか? Positive01みたいなことになるのだろうか。ま、いいか。 運動な人びとの紡いだテクストである。が、それにしてはとても清潔すぎやしないか。ちっともアジアジな感じがしない。 さ、イジリはこ…

江見水陰2001『『地底探検記』の世界』雄山閣

「そのうち、水谷博士の一隊に占拠されてしまったのである!!」みたいなコメントが出んばかりの手に汗握る発見の過程に、poliはわくわくどきどきしましたんなわけね〜だろ、うそじゃボケ。 黒曜石に目がくらんで、大庭城への疑いと同様のものを向けないご一…

武蔵小金井コミケ、行ってきました〜ネコ男

第1会場の発表を、正午まで。 もはや、成果の発表ではなく、記者会見だね。ただの総会屋だよ、竹岡俊樹。感情論で攻めるのは、自らの説得力ある持論を歪めることになることをちっとは学習してもらいたいのだが。そんなだから、いつまでたっても遺物の観察の…

明日、武蔵小金井へコミケに行ってきます、、ネコ男

フハッ、な、なんてベタなっ! 今回は、やはり高松塚の件で今日の一日目も話し合われたのだろね。 これは捏造と違って、責められてもな〜という気がする。所詮、考古学を埋め草程度として内容の軽重を問わない旧態依然としたマスコミの意識にも問題ありじゃ…

ブキャナン・タロック・加藤寛ほか『行きづまる民主主義』勁草書房

あっ、そうそう実はこの集合時間の前まで、近くのリサイクル書店でだべってました。(こりね〜な、連休明けて金欠間近というに)で、ビンゴ!!

骨を割る

なんて、これではないです。(「ブクロ、サイコ〜!!」だからちがうっつ〜に)シカの打割実験の見学に行ってきました。「ポリ、ちったあ手伝え!!」「すみません」みたいな、いつもの調子でホント見学してきました。 それにしても、あの直接打撃/間接打撃…