ちなみに

 上の権威の汚染が、医師にもはびこっていることを語っているくだりもあり(本書 pp.151-154 ll.6-17, ll.1-13)。
 同様な視点が他にあるとすれば、汚染と捉えていたかはともかく、権力の介入を痛切にそして冷静に捉えテクト化したのが、精神科医としての現場の経験から出発した、誰あろうあのミシェル=フーコーである。