arche

気ぉ取り直して。。。

「あるべき<もの>は、あるべき<場>へ」 これは、文化財返還問題とも共通する、というより表裏一体と言うべきであろう、<場>と<もの>に関する基本原則である。 これを「<場‐もの>倫理則」という。 伊皿木さん2010-09-23記事より 同感である。 とい…

だいたい。

市川某所にあるなんてハナシ、聞いたこともないよ。関東域の専攻生や院生は、知っていれば、無駄足なく済んだのではないだろうか。掘る資格以外にもやるべきことがあった。そういうことではないか????娑婆にケツ向けて研究者にケツ向けて、じゃあ、誰と…

せぇんじつ〜

ちなみに最近の日考協と某連合王国のウサンクサ団体のドンパチに際しては、この中のアーカイブにまつわるetc.が示唆的な感じがする。感じがすると思っただけだって。 といってみたわけだが、そもそもあの問題、こんなもん適用するまでもなく下位で既に論理の…

そういえば。。

poliの地元の吉井貝塚を形成した縄文時代早期の人々も、礫器にホルンフェルスに使うのは、割に小ぶりなものに収まり、大型の種は、地元の石質である、緑色岩、玄武岩など第三紀由来のものを選択している。

ぢつは。

御坊が帰路ぎりぎりに大暴走してこの沢井川の河原に突撃したがために「まてマテまて・・」とpoliも河原にでてみた。すると。あるわあるわ。千枚岩も砂岩も。千枚岩は炉の縁石にも用いているようで、どうやらこの地の利に適った使用ということになる。目の前…

というわけで。

ここは沢井川のほとりである。この川を臨むテラス状の広大な台地上の一角が現場である。今回千枚岩の礫の凝集が検出されている。被熱の顕著な部分がみられないのだという。この石質の石器としては、打製石斧が出土している。相模川東岸ぐらいまで下ると、ま…

安心。できなかった

poliがその帰路、板尾好き君がまた例によって時間きっかりに始め、時間きっかりに終えたことをひとりフムフムと感心していたところ、 うん、あのヒトぐるぐる(調査区を)まわりながら、何度も腕時計見てたね。と、御坊。 うあああああ、見られてたぞキミぃ…

安心した。

でも、30分経過して、御坊が飽きて赤トンボを追いかけ始めたときは、ほっとした。 えがっだぁえがっだぁ、気のせい気のせいだぁ〜

が。しかし。。

現場に着いた途端、御坊はいきなり一番調査区が見やすい場所に鎮座し、凝っと見始めたのである。 何こいつ、怖っ!! で炎天下30分ほど、凝凝凝凝凝凝凝凝凝凝凝凝。う〜む、なんなんだ。

この現場ならヴァ。。

こんなクソ暑いなか、こまかぁ〜いおシゴトをしているのを目にすれば、そしてその調査責任者は、日本の考古学者で1、2を争う難解な説明を緻密に行う"術者"だから、音を上げること間違いなし、しめしめ、ムフフと、多寡を括っていた。

なんか勘違いをしている。。

ということで、丁度板尾好き君が今年も格闘している現場の説明会をしている、ということなので、これでも連れて行って、灼熱地獄で懲りてもらうか、と同行させることにした。

それと。

おいそこのマンセー、おめー"ヨロシクお願いします"ってそりゃ〜何なのだ??

それにしても。。。

発掘の旅というのは、何だ御坊、それは武者修行かなにかかね?

こんなメールが来ていた。。。

このT崎マンセ〜から。 uzi-SMGが二人で、発掘の旅にいってみたいと、今年の夏休みの計画を熱く語ります。すんません。。お願いしまするー好き嫌いありません。 体力も根性もあります。 学校立て替えの為オソロシイ程夏休みヒマです。 どうぞヨロシクお願い…

Binford, Lewis ”Debating Archaeology” California:Left Coast Press, 2009

BinfordとSackettとが相見えるその只中にある、functional equivalents, isochrestic variabilityなるstyleの2相は日頃のpoliのように、単に多様性としてしまうナイーブな処理ではも〜、な〜んもみえね〜距離感を覚える。そりゃあも〜ゼツボー的な読書だあ…

でも、"分からなさ"って、、

そんなもんすたあ、 どうやって、退治する図示したり報告するのですかね??? 「だから、それをこれから議論するんだろか!!」という声あり、、、そりゃそ〜だ。。

本題に戻って、、、

久しぶりにこの見出し書くなぁ、、それはともかく。予定調和な本ばかり、好きな著者ばかり読書して何が嬉しいの、という思いがある。前にも書いたかもしれないが、デリダがワケワカなのになんでニッポンでも読まれるかといえば、○○がわかんねぇ、△△がわかん…

レンフルー騒ぎなんて

そんなにヤなら、首取り武者が骨皮道賢にやったみたこといや、どんなことだ、そりゃ!誤植過ぎてなんだか分からんぞpoli、あるいは白田秀彰さんがレッシグの訳出が出た直後に行なってきたようなことを自分でやってみたらエかっただろに。バーカバーカバーカ…

ま、もっとも。。

テキストというものはぁぁ、 タダシ〜こととか、ワカッタぁぁこととか、そういうことしか書いちゃあいけねぇぇ と、ロッポォ踏むアツクるしィ〜奴ばっかに出くわし、うんざりしてきたpoliにとっては溜飲が下がる。いや、生業ではそれは必須なんですよ。これ…

"分からなさ"を臨む位置に考古学の思考を配備する

ということがない限りは、考古学を脱構築!!国会議事堂に延髄斬り、とかいうコピーもあったね、うるせぇぞpoliなんてとんでもなことを言う奴なんて、居りゃせんわいな〜とか鼻くそほじっていたpoliであったが、、、来たの?来たわけ?そういう時節が。。

なんかこう、デリダやナンシー

みたいな、感じで。。痕跡!だとか、分からなさだとか。非常に似てますよ。アノ二人のキリスト教に寄った語らいに。ほぁぁぁ。。決めつけとるでぇ〜poli..

あ、そうそう忘れちゃあいけねぇぇ!

このシリーズ「遺跡を学ぶ」には、上の方のようにこんな後ろ暗いpoliのバカ話を学生時代黙ってニヤニヤ聞いてくれ、時々合いの手まで入れてくれた大人気あるデキた同期も著していたのであった。どんな紹介だ。。 新井達哉2009『縄文人を描いた土器―和台遺跡…

そもそも。

旧石器時代の遺跡について著した書籍なんてだいたい、その地点だけの紹介に終始し、あとは"引き"の像がホントに"引き"に"引き"すぎていて、あるいはコンターなど凹凸なしで、程良さってやつがない。その場に足をつけているようなリアリティがない表現でもの…

野口淳2009『武蔵野に残る旧石器人の足跡・砂川遺跡』 新泉社

後生大事にナニヤラ握っている学校のOBが著したからといって、色眼鏡でみてはいけませぬな、、、 お楽しみはそんな研究史の整理だけではなく、後半にあり!!!! 疑義の核心たる"砂川型"、あるいはその型が擦り寄らせようと企てられている対象たる"砂川期…

しかし。

新聞記者とかいう野暮ったい豚児、もとい優等生は、そうはみない。やはりそういう固定した像でフィルタリングし背景に追いやってしまうのである。しょっぱなからこんなだったから、もしかしたら研究者自身の側からその像に満足してしまい、それこそ、いつだ…

坪井というひとは、

考古学の祖でもあるが、考現学の祖型をつくった人でもあるというのは、考現学を開闢した今和次郎によって明示されている。繁華街を行きかう人々の服装の組み合わせや統計をとって、和装から洋装への移行の度合いを分析する論考を風俗測定という名で発表して…

はじめからこうで、今もこんなんです。たぶん。

ここで語られている事象の登場人物は、調査する考古学者(=坪井正五郎)とその"椿事"にあやかろうと流行神を出現させる民衆、その動きから一山充てようと便乗しようとする企業(=京浜電鉄)、そして第三者面をおっさげて「優等生」じみた"義憤"を書きつけ…

桜井準也2009「明治期における遺跡と民衆」『横浜市歴史博物館紀要』13

これもいただいてずいぶん経ってしまいました。申し訳ないです。

本村凌二1996『ポンペイ・グラフィティ』中公新書

恋をするものはみな死んでしまえ何度思い出してもサイコーだ!このぶっちゃけぶりは。 どんどん走り書いてもらいたかったものだ。と。

もっとも。

前者は、型式学的方法のウォークスルーをテクスト化したもの、後者はその方法をも含めた方法論の包括化・説明化を旨とした概説書、という編集上の問題もありますが。ただ『通論』以降同種の概説書がたんとあるわけですが、その型式学的方法の説明箇所には、…