2011-01-01から1年間の記事一覧

デリダ2007『絵葉書1−ソクラテスからフロイトへ、そしてその彼方−』水声社

誤配は、誤配そのものではなく、誤配"とみなされるようなその状況"を指しているようである。だからデリダは"可能性"なる語句をつけて用いる。つまり誤に対置する正が明確に把握できている状況にあるわけでは断じてない。

Derrida2008 "Dissemination" Continuum

概念へ直行することを忌避し、未決の箱に保持させたような概念"候補たち"。これらの散布状態を散種といったり、これらの因子個々をフロイトの印象に当てはめて説明したりと、あれやこれやと腐心するデリダ。エポケーの身振りと相同な彼のそれは、やはりデリ…

Yerushalmi1991 "Freud's Moses" Yele University Press

Derrida1996 "Archive Fever -a Freudian Impression-" The University Of Chicago Press

デリダ2011『アーカイヴの病−フロイトの印象−』法政大学出版局

なんで考古学しているかというよりも、、

なんで考古学に惹かれるのか、というほうが直截な問いだろう、というのが、伊皿木さんのコメントからも伝わってくる。poliにとってその問いに対するどうでもいいクソ回答があるとすれば、遺跡から突如表れるまんま露出した現象面が、自分の認識という名の"も…

う〜む

自己実現とそれ以外の事柄は、全く別物のような。その前に触れたMal'd archive なんて自己実現のセカイの思索でしょうから、前者まで否定しちまったら、それを読むのは、それこそ毒ってことになっちまいやせんかな。と。例えば、世間にアピールしたいなんて…

松岡資明2011『アーカイブスが社会を変える』平凡社新書

同入手3号。

佐々木俊尚2011『キュレーションの時代』ちくま新書

同入手2号。

遠山啓2011『関数を考える』岩波現代文庫

早く来過ぎて4時間ほど最寄り駅で物色の末帰路の入手1号。

考古方面に戻ると、、

この遺跡の今日までの調査成果にとっての焦点として、今回は史跡公園の主体となっている集落だけでなくその担い手達のアウトプットである貝塚の発見と調査についても範囲が及んでいる。ここまで取り上げられたのは初めてであろう。獣骨の依存状態のよい貝層…

梁石日1997『夜を賭けて』幻冬舎文庫

時代背景はこの2著に。。

小松左京1997『日本アパッチ族』角川文庫

日誌のなかには、、、

この遺跡の発掘調査が始まったのは、昭和36(1961)年のこと。ちなみに「もはや戦後ではない」と経済白書に中野好夫の言が引用されたのは、昭和32(1957)年のことである。 で。 団長和島誠一の日誌には、ベルコンの電線盗難の記述が。みんながみんな足並み揃え…

横浜市歴史博物館企画展『大昔のムラを掘る―三殿台遺跡50年―』

5月29日(日)まで。 行ってまいりました。この三殿台遺跡というのは、神奈川県域の小学生は代々社会見学で訪れたことがあるであろう定番の場所。だったことがある。(最近はそれぞれ違うやも) この遺跡は市民発掘が行われたところで、記録映画が残され…

ちなみにコレは

うぬぼれ刑事。。

竹岡俊樹2011『旧石器時代人の歴史』講談社メチエ

このひとも10年以上変わっていない視座を有するが、上のそれとは違い、地に足が付いていて、手続きの明解さにぐぃっと勝る。実り多いのはこっち。

10年ほど前と大して変わっていない思考

日本考古学は、田村がいうほどに型式学に固執している立場なんぞ、探すほうが難しい。でなければ下記の著者がメインストリームに既にいるはずではないだろうか。ある一時期にシンポジウムであんなイキイキしなかっただろうし。田村隆は、そうやって考古学界…

カント1971『人間学』岩波文庫

と、いうことで、フーコーや中島義道といった魔道をすすむ輩が惹かれる著作を、先週某所のワゴンセールよりゲットである。機智がなくてしかも判断力に欠けたのが愚鈍である。しかし同じく判断力を欠いてゐても機智を伴つてゐるのが愚昧である。―仕事において…

嶋崎聡・渡部綾太2011『Androidアプリ怪しい開発術』データ・ハウス

Androidという字面をみると、(あるいはアノろぼ○んのできそこないをみると)アタマのなかであのイントロが。。。 、 、 ぱぁーぱぁーぱぁーぱぁーぱぁーぱぁーぱっぱー、 ぱぁーぱぁーぱぁーぱぁーぱぁーぱぁーぱぁーぱぁー、one more time! そこだけコトバ…

生業から離され身動きがとれず。。

なまってもいけないので、新たな技術を眺めようかな。と。

そういえば

ここでふれたおっさんも、その種の混乱と対峙してパワフルに立ち向かっていたね。

もっとも

何らかの"解消"を求めてるわけでもないのだろうが。youtubeへのコメントを見ても、混乱を解消すべきものとして受け止めているようには取れない。何らかの"解消"を経ていたら、多分それは見てもいないし、聴いてもいない状況と同じ反応=無反応で通過してしま…

、、、それにしても

目より耳なのか??? 見ちゃいけないなら 僕がいけないなら 針と糸すぐほら持ってきてよ 塞いでしまうから 縫ってしまうから 最後にまとめて全部見してよ (上掲より抜粋) この耳が二つだけでよかったなぁ 世界の叫び声がすべて 聞こえてしまったら 僕は到…

すげぇ、直球だよな

これなんかヘンに胸をすく。自分のダメさ含め、まとめてたたっ斬られているような。すげえ悪態だよ。おっさんpoliが口にするのも無理な詞(ことば)が並び、眼が眩む。 綺麗好きにも程があるよほんとさ なんて素晴らしい世界だ ってなんでなんだか そりゃ 色…

考古系の体験施設で

個人的に好きなのは、、山田上ノ台遺跡のそれである。あのハンドメイドな感じも、屋根も、展示も、紀要の内容も。やりすぎで蛇足な他のそれとは一線を画する、というのはpoliのきのせいか。

ホクホク顔でレジへ向かう

が、、、 、 、ん?まてよ、やっぱりあの人物は!! あの大人げあるデキた同期だったぁぁぁぁ。 体験施設の設計計画案について、計画委員会のメンバーたちの意見のとりまとめを自ら出張ってせざるをえないこのクソ忙しいっっ、そんな某市職員の年度末の帰り…

面談の帰路再び(今度は大手町。。)

てくてくてくと、oazoへ。というか、丸善本店へ。考古学をチラ見するとやや遠慮深げな浅黒い長身の青年が。関係者か?と思いつつ通過し奥のルーマン、シュッツの待ち受ける社会学棚へ。 う〜んこれもウナギだったよ、これねぇ。こぉ〜にゅ〜うるせぇ、ルーマ…

ジョイス, J1993『フィネガンス・ウェイク3・4』河出書房新社

すべて新刊で入手可能ですけどね。。。ただジョイスのこれは、山本容子さん装丁のもの。poliにとって、ふぃねがんす!、といえば、これをさすのである。というか、この厚紙、凶器だよね。。同様な凶器本のバフチンのラブレー本と並び雑然としたそのヴィジュ…

ジョイス, J1991『フィネガンス・ウェイク1・2』河出書房新社