岡村道雄1994「縄文物語海辺のムラから」『朝日百科 日本の歴史』別冊1 朝日新聞社

 MOOK本なので、入手困難ではあるが、大先達その人の思いが詰まった一冊。同趣旨の『縄文の生活誌』この本は別所で示した通りで、よりもアツさを感じる。
 いつだったか、ご本人はお忘れであろうが、、専門の名のもとに対象として考える分野を固めてしまう頑迷な現状を憂う話題となったとき、たまらず、何でも屋でいいじゃないっすかねぇ〜と漏らしたpoliの独り言を聞き逃さず、パッと表情が明るくしてこちらを覗き込んだことがあった。よく本書を繙くたび、そんな或る日の大先達を思い出す。