ジェイン=ジェイコブス2003『市場の倫理 統治の倫理』日経ビジネス文庫

この小説を介して、ジェイコブスがシンパシーを寄せた統治の形態とは、プラトン哲人政治である。poliには、ジェイコブスからリバタリアン臭がプンプンする。なぜなら、あの無い物ねだりで無茶ぶりな自生的秩序の待望のなれの果てである、少数の哲人による統治というこの結論に至っているからである。それと国家と何の違いがある??
国家との止揚を選択するというのなら、自生的秩序を選択する場合、結局ここに至る。そんな虞れを思う。あ。脱線。