ローゼンツヴァイク, フランク2011『健康な悟性と病的な悟性』作品社

 ジンメルとか、ベンヤミンとか、アドルノとか、閃光弾を放つようなエッセイストな思想家というのが、あのジクジク水虫かよ、、、クドクドしたカントと同じ風土から生まれるとは。(あ。いやカントはロシアかむしろ。しかもジンメルストラスブール。なわけだ。どっちも取ったり取られたりな場所(火薬庫ってやつ?)なのに、片や上記のようにジクジクジク、片やドロドロと昼ドラよろしうモツレちゃって案外呑気だね、どうも。っってバカ!
 診断のように哲学する!と評されるのは、ウィトゲンシュタインと相場が決まっているかのような感じだが、本書ほど、端からやっている!のもないもんだ。