2011-09-10から1日間の記事一覧

読んでいて、

条件なき大学を読んでいて、改めて思うのは、彼が世間を介して思考している事柄は、自己固有化やら再固有化、あるいは公共空間への準拠だの、と、まるでFreeだのShareだのMeshだのといった近年の"あらたな所有論"へと開かれているように思う。

デリダ2009『ならず者たち』みすず書房

デリダ、社会に出る。の2著。『法の力』(法政大学出版局 1999)から一歩外へ出る。行為遂行の言語哲学と、三つの試論などみずからの言説を携えて。それにしても。これだけ行為遂行をナメナメと。そりゃサールも音を上げるわな。

デリダ2008『条件なき大学』月曜社