池内紀2010『ことばの哲学 関口存男のこと』青土社

 生業が結構慣れないことばかりで、呼吸するようにしていた読書からも遠ざかっていた。その回帰を促したのが、これである。
バクハツ頭先生vsSondernとかいうチョビ髭男の一騎打ち!!
である。本書は、前期ヴィトゲンシュタインと関口の意味形態論をしばしば比較してこれを語る。
 言語学者語学者である。浪人生には伊藤和夫という英文解釈の神様がいるが、ドイツ語の本において、それくらい敷居の低いのをものした人である。例えばこれ。。