もとに戻ると。

 かような彼らの脱商品化を上記の相対化の不全、とみるなら、パートのセーフティネットの均等化に対して、疑問の声のヴォルテージが割に高くないこの状況も、実は同根であろう。企業というものが何で存在して、企業にとって雇用するというのはどういうことか、これも現代社会にあっては、もはや所与である以上、やはり相対化しがたくなっている。近年の岩井克人の著作や発言が、企業の有り様に傾斜しているのは、あるいはそういった困難を受けたものだとすれば・・・・
 そしてベーシックインカム推進派と、資本主義の住人の双方に孕んでいる、所与とされているものへの不感症が、Volの存続を支え、タイゾー復活の土壌を与える。のかもしれない。
いやいやいや、後者はね〜だろpoli。

あ〜あ、またvol批判とかいわれるのかな。でも今回は確かに批判だね。