ロバート・N・プロクター2003『健康帝国ナチス』草思社

 父に貸したまま、ろくに読んでいなかった。ちゃんと読もう。
 、、ま、というか。これだけに留まらず、〝彼ら〟には〝一応〟生産的な面もあることは、経済的な面に於いては、

にも紹介されていた。
 美術界に対するあの酷い介入=頽廃芸術展が近年でも紹介される、かような面が目立つ余り、さも直前のワイマール期との不整合を際だたせる見解が大勢をしめているのであろうが、果たしてそればかりなのか。自由から逃走し、〝彼ら〟に与したのは、同じ地域を生きた人々であろう。酷さも、そのミョ〜な〝健全〟さや〝潔癖〟さも同じ流れのなかで生じたものであるということは確かである。