ポリボコの顛末・続


うわ、無駄だな〜このプロジェクター

ま。それはそうと(おい)、モンゴルのステップ帯に位置する遺跡の動物攪乱は、しょっぱなからインパクトが強かった。でも、土壌の堆積が緩慢なステップ帯ならではの可能性であり、例えば現状ウシがもーもー言うてそうな吉岡遺跡群がまんまそうだったかというとそれも疑問なわけで、やはり他の構成要素をも網羅した因果を想定する必要があろう。(でも、吉岡の例示は、極端か)
 次パス。それにしても捏造石器も石器なんですけどね。
 植刃。というか虻にヒッチコックかまされたイヤ〜なトラウマしかないから、あの遺跡は、ヤなpoliである。、、それにしても破損が打剥に類する想定しかないのは、不自然である。OHPにのみ示されていた長軸方向に損じているものなどは、剪断割れという線はなかったのだろうか。なぜなら、"植えて刃としている"とすれば、植え付けて固定してある柄側が、作用面側の外からの力に抗してふんばっているとすれば、その状況が出来する可能性は充分考えられるからだ。
 確かに一括遺物かを検断する前提を欠いているという指摘は、後々の資料操作が前後している。とともに、従来の見解を踏まえにくくなる危惧なのか。などと、格好を付けた言い方よりも、従来はああみえたのに、なんで今回こうみえたのかという遡行にいつまでたっても辿りつかない、そんな砂を噛むような思いがホンネとして出ているのだろうと思う。
 失笑を交えてる場合ではないでしょ、M博様。あの喧嘩安兵衛が穏やかになったモンだと、聴衆は驚いていたが、多分失笑9割で、かみ合わないことにやはり砂を噛んでいたのだろう。とはいえ、相手が悪いけどね。あの方は昔から立て板に水ですから。
 二者はさておいて、聴いていた我々は、あの方が示した"ベン図じみた"データ構造と、喧嘩安兵衛が例示した"見かけ待ち行列実はリスト構造"な従来のそれとが、かみ合っていない状況に注目できたと思う。しかし両者とも一つの論として形を為しているのである。
かみ合わないとは何か。、、やっぱ遡行した〜い。とならないか。
 しかし。あまりにきれいにゾーニングされたあのベン図は、コモンズの可能性を指摘されることのある水場遺構を有する赤山陣屋のような体裁の遺跡に適用した途端、瓦解するリスクを孕んでいる。地縁から離れるならまだしも。