Derrida,Jacques 1998”Archive Fever”,Univ of Chicago Pr

 絵葉書で宙吊り〜宙吊り〜言われている2大家についてのデリダの読みは、やはり上掲の2著でひとまずの着地をしたのではないだろうか。
 先のラカンジジェクという、"東手製の"補助線を引く直前がまさにこの後者に触れている部分であり、ここでは『アルシーブの悪』となっている。ちなみに一応近年では、『アーカイブ酔い』といったニュアンスが適しているといわれている。


、ともかく。このタイミングでアーカイブだぁ否定神学だぁでは、デリダの思索に現れた順序からもはや逸脱しているのである。『有限責任会社abc』による袋小路からの脱出で、、本書は、糸冬了
のほうがよかったのではないか。